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道産材の魅力

道産材の魅力

「国内生産品で、品質の良いガレージドアは作れないだろうか」
その想いが私たちの出発点です。
見渡せば、北海道の森林面積は総面積の約7割。日本ではほかに類がないほど木々に恵まれた暮らしをしています。
雪深く、厳しい寒さに育まれた「北海道産の木」の素晴らしさを、ガレージ製品へと変えて全国の皆さまにお届けしています。

なぜ道産材?

四季を通じて湿度や気温が低く、雪深い冬には厳しい寒さが続く北海道。 その気候が、北海道の木々をゆっくり、しっかりと育みます。 それこそが、木目が詰まった、丈夫で美しい北海道の木材のひみつ。同じ地域で育ち、風土に合っている木材だからこそ、ガレージドアや 多目的ハウスになっても気持ちよくなじみ、よい風合いが出るのです。

地域貢献と森林保全
◆北海道では伐採適齢期の人工林が増えています

北海道は土地面積の約7割が森林という、“森の大地”です。
その森林のうち、約3割は人の手によって管理されている「人工林」。
その人工林のうち、約8割ほどは、北海道を代表する針葉樹であるトドマツやカラマツです。
これらの木は成長が早く加工しやすいため、住宅建材などに活用されています。
カラマツはおよそ30年以降、トドマツはおよそ40年以降から伐採の適齢期を迎えます。
現在の北海道では、すでに半分のカラマツが適齢期を越え、今後10年ほどでトドマツが大量に伐採適齢期を迎える状態となっています。
ところが、木材の需要は年を追うごとに減っていて、伐採量は年々減少し、適齢期のトドマツやカラマツが行き場なく増えているのです。

◆北海道の森林を健やかに保つために

人工林は人の手によって管理されています。苗木を植栽し、下草刈りや間伐などのケアをし、成長した木を伐採して主に木材として利用。そして、再び苗木を植えて育てていきます。
この「植える・育てる・伐る・使う」というサイクルを繰り返すことが、暮らしに木材を供給し、健全な森を育てることにつながっています。
しかし、北海道の人工林ではこの30年間で木材の蓄積が4.8倍に増加!
その背景には、安い海外木材の輸入増加によって地元の木材資源が有効に使われていない現状があります。このままでは森林サイクルが滞って良い木が育たなくなり、質の良い木材が北海道に出回らなくなることも心配もされています。

参考文献:北海道林業・木材産業対策協議会「地材地消」

北海道の人工林の蓄積
国や道が「地材地消」をすすめています
国や道が「地材地消」をすすめています

地域で作り、地域で使う。
食材の安全性や健康が気づかわれる今は、産地がはっきりしていて新鮮な地場産の食材を食べる「地産地消」は当たり前になりました。
「地産地消」の発想は、食材だけでなく木材にも当てはまります。
地域で生産された木材を地域で消費する=「地材地消」の発想で、北海道の木を積極的に活用していきましょう。

地球温暖化や持続可能な社会づくりのためにも地域材の利用を!

北海道で地材地消が進めば、木に関する様々な業界が活気づきます。
木を育てたり加工したりする人の雇用が生まれ、さらに質の良い木が道内に流通するようになります。そして、また新しい苗木が植栽され、若い木はたくさんの二酸化炭素を吸収して成長していきます。
森林とともに北海道の経済も環境も豊かに整い潤っていくでしょう。

カラマツのねじれ克服秘話!

カラマツは樹脂が多く、丈夫で腐りにくい木です。けれども一方で、カラマツは回旋しながら成長するため「ねじれ」や「反り」が出やすく、建材としては敬遠されていました。
しかし近年、地方独立行政法人北海道立総合研究機構林産試験場が優れた乾燥・加工技術を開発。強度が高く狂いの少ないカラマツ建材を住宅に用いることが可能になったのです!

地産地消でいいこといっぱい

地域で生産された木材・木製品を、地域で有効利用(消費)する「地材地消」。
地元で育った木なのですから、当然その風土に合っています。生活に相性良くなじみ、良い風合いがでるのは当たり前のことかもしれません。
地域のみなさんが、北海道の木を選び、使うと、さまざまなメリットが生まれます。

経済的なメリット

「木を伐る、使う、植える、育てる」という林業本来の資源の循環につながります。 それは、地域の林業・木材産業が活性化することにつながり、まちに新たに雇用が生まれるなど地域経済が活性化します。

環境面のメリット

「地材地消」で地域の森林に還元された資金で、森林の手入れを進めることができます。それは、国土の保全につながります。また地域の木材を使えば、遠いところから運ぶ際に大量に発生していたCO2を削減できるので、地球温暖化防止に役立ちます。

みんなが積極的に「地材地消」に取り組むことで、森林を元気にし、地域を元気にする「いい循環」が生まれるのです。
北海道の木材を生かした北海道ならではの暮らしについて、あらためて考えてみませんか。

樹種の種類と特徴
カラマツ

高木で高さ30m、直径1mになります。落葉樹で、秋に黄葉し、森に彩りをそえます。樹皮は赤褐色で、不規則な鱗のように割れています。北海道には自生していませんが、道東を中心に、道内に広く人工造林されています。防風林としても用いられている強い木です。材は湿りに強く、土工用材や建築材、ログハウスのほか梱包材として用いられます。学校用の机や椅子にも用いられるようになってきています。

カラマツ
トドマツ

高木で高さ30m、直径1mになります。常緑樹で、樹冠は円錐形で先端は鈍形。樹皮は薄く平滑で青灰色や灰白色をしています。枝は水平かやや斜上に伸びます。人工造林も積極的に行われていて、防風林などにも用いられています。材は主に建築に用いられます。ソフトで白く美しいことから器具や工芸にも用いられています。

トドマツ
スギ

日本の代表的な樹種のひとつです。北海道にあるものは人工造林されたもので、北海道南部から日本全土にスギ林が見られます。心材と辺材の色の差がはっきりとしていて、心材は桃色から濃赤褐色までかなり幅があります。年輪もはっきりとしていて、材は針葉樹のなかでは軽く軟らかなほうです。建築材、家具、器具、造船など使われる範囲の広い木です。

スギ

参考文献:北海道木材産業共同組合連合会(道木連)「ウッドプラザ北海道」

道産品を使った製品
木製ガレージドア

洗練された風格と優雅さを演出する木製ガレージドア。
「ソリッドタイプ」「防火設備タイプ」「レイズドタイプ」「フラッシュタイプ」「断熱タイプ」の5つをラインナップしているので、お好みのデザイン、機能からお選びいただけます。
特に防火設備タイプは、国内で初めて「木製シャッター部門乙種防火戸認定商品」に認定されました。

多目的ハウス

多目的ハウスは自由な発想で使えるユーティリティスペースです。
この多目的ハウスに使われている「わん曲集成材」は、地方独立行政法人北海道立総合研究機構林産試験場との共同研究で開発し、製品化したものです。
わん曲集成材は、挽き板(ラミナ)を数枚重ねて曲げながら接着して作った材料で、その名のとおり、わん曲しています。
この多目的ハウスの特徴は、そのわん曲集成材を使ってできる曲線を基調としたデザインです。屋根を丸くすることで、とても柔らかい印象を与えるデザインになっています。また、接合部が少なくなるので、組み立ての手間の軽減にもつながっています。
バイク・軽自動車・自転車の収納はもちろん、温室として植物などの栽培や、ペットの飼育、ガーデンキッチンとしての使用など、お客様のライフスタイルに合わせた使用方法ができる商品です。

ガーデンハウス

農商工等連携事業に採択されています

「農商工等連携」とは、地域の中小企業者と農林漁業者が、それぞれの「強み」を結びつかせ、協力して、新しい商品やサービスを開発、生産することで、新しい需要を開拓することをいいます。

平成21年に、国が制定している農商工等連携促進法に基づいて経済産業省北海道経済産業局が支援している「農商工等連携対策支援事業」に、NIDOCOが申請した事業が採択されました。 これにより、千歳市森林組合、地方独立行政法人北海道立総合研究機構林産試験場と連携・協力しながら、道産材を使用した「ガレージドア」と「多目的ハウス」を開発。高いデザイン性を持つガレージドア、フレキシブルに使用できる多目的ハウスは、木のぬくもりやナチュラルな空間とイメージをつくり出せる、画期的な商品です。「地材地消」という考え方が広まってゆくであろう時代に、ひとつの区切りをつけるような魅力的な商品になっていくものと思います。

平成21年度から5ヵ年計画で進めてきたこの事業も完結の時を迎えようとしています。ただ、これで終わるのではなく、今後も継続して技術向上に努め、道産材の素晴らしさを生かした商品を開発していきます。

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